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古今著聞集

物語の舞台を歩く

出版社名 山川出版社
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-634-22520-6
4-634-22520-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 153P 図版16P 20cm

商品内容

要旨

中世は説話の時代です。「和歌を詠む私」に迷いなく没入するのが王朝物語の世界だとしたら、「『和歌を詠む私』ってなんだろう?と、ふと考えてしまう私」の視点で書かれたものが説話であるといえるでしょう。鎌倉時代中期に成立した『古今著聞集』は、雅やかな宮廷生活を伝えようとしながら、いつのまにか首尾一貫しない見聞や怪しげな噂を語り、生活感あふれる風刺や笑いを紡ぎだしていきます。天皇や上皇、源頼朝をはじめとする鎌倉幕府の武士たち、高僧と楽人、泥棒に詐欺師、犬・猿などの動物から、鬼・天狗のような異界の住人まで、さまざまなキャラクターが、縦横活躍します。中世人のまるごとの世界観を、ぜひ味わってみてください。

目次

1章 説話の時代・王者の肖像(説話の時代と『古今著聞集』
朝廷の宝蔵と年中行事絵巻
宝物いろいろ)
2章 後鳥羽院と犯罪者たち(博打の顛末
王者と水のイメージ)
3章 きぬかけの道をたどって(成季と徳大寺家
仁和寺周辺の説話
西園寺家と成季)
4章 『古今著聞集』の動物たち(信仰と祭祀、殺生と解脱
高雄の猿・醍醐の天狗
鎌倉幕府の武士たち)

出版社
商品紹介

鎌倉時代の説話集『古今著聞集』。説話集ならではの貴賤・魚虫が入り交じった諧謔譚や叙情譚,滑稽譚や怪異譚の舞台を紹介する。

著者紹介

本郷 恵子 (ホンゴウ ケイコ)  
1960年生。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は日本中世史。現在、東京大学史料編纂所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)