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方法序説

ちくま学芸文庫 テ6−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-480-09306-6
4-480-09306-0
税込価格 1,056円
頁数・縦 284P 15cm

商品内容

要旨

「私は考える、ゆえに私はある」―近代以降のすべての哲学は、「考える主体」を導き出すこの言葉から始まった。これは、すべての人間が理性を有することを前提として、近代精神の確立を宣言するものである。かくして、本書は、世界でもっとも読まれている哲学古典の一つとなった。だが、若きデカルトが、すべてを疑うという地点から発して、精神と神の存在を証するまでには、緻密な思索を重ねる必要があった。その思索はどのようなものだったのか。本文庫版では、原文完訳に加え、正確な理解ができるような、完全な解説と注を付す。

目次

第1部 諸学問の考察
第2部 方法の規則
第3部 道徳の規則
第4部 形而上学の基礎
第5部 自然学の諸問題
第6部 自然研究公刊の是非

著者紹介

デカルト,ルネ (デカルト,ルネ)   Descartes,Ren´e
1596‐1650年。フランス、トゥレーヌ州の法服貴族の家に生まれる。イエズス会系のラフレーシ学院でスコラ哲学や数学を、ポアティエ大学で法学と医学を学ぶ。欧州を転々としながら、科学者たちの知己を得、数学や光学の研究に携わる。1628年以降、オランダに移住。『省察』『哲学原理』などの著作を遺し、近代哲学の基礎を築いた。招聘先のストックホルムにて死去
山田 弘明 (ヤマダ ヒロアキ)  
1945年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程修了。西洋近世哲学専攻。現在、名古屋文理大学情報文化学部教授、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)