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老いの才覚

ベスト新書 295

出版社名 ベストセラーズ
出版年月 2010年9月
ISBNコード 978-4-584-12295-2
4-584-12295-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 172P 18cm
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「なぜ老人は才覚を
失ってしまったのか」

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 「老いること」に対する心構えとアドバイス

    今後自分が年を重ねていく上で何を心がけておかなければいけないのか?そんなことを思いながら読んでみました。後期高齢者である著者が説いた老いて生きるための7つの才覚。冒頭で「高齢であることは資格でも功績でもない」と釘を刺し、毅然と同じ老人に向けて「老いに甘えるな」と厳しい言葉を投げかけています。そして「老年の仕事は孤独に耐えること」と再びピシャリ。著者の作品は初めて読んだのですが、背筋がシャキッと伸びる思いでした。それと同時に胸がすく思いもしました。(お年寄りの皆さんごめんなさい!)「自立」と「自律」、今から意識しておかねば!!そしてまた5年後、10年後に読んでみたいです。

    (2014年3月31日)

  • 自立した老人になるには

    子育てのわからない若夫婦、ひきこもりの子供、増え続けるフリーター等。世の中いろいろな問題があるが、高齢化社会を迎えて今一番の問題はわがままな老人が増えている事。どうすれば自立した老人になれるか。いろいろ考えさせられました。(iwa)

    (2011年1月30日)

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商品内容

要旨

年の取り方を知らない老人が急増してきた!超高齢化の時代を迎える今、わがままな年寄こそ大問題。自立した老人になり人生を面白く生きるための7つの才覚の持ち方。

目次

第1章 なぜ老人は才覚を失ってしまったのか
第2章 老いの基本は「自立」と「自律」
第3章 人間は死ぬまで働かなくてはいけない
第4章 晩年になったら夫婦や親子との付き合い方も変える
第5章 一文無しになってもお金に困らない生き方
第6章 孤独と付き合い、人生をおもしろがるコツ
第7章 老い、病気、死と馴れ親しむ
第8章 神様の視点を持てば、人生と世界が理解できる

出版社・メーカーコメント

超高齢化社会を迎え、自立した老人=老いる力を持つことの必要性が重要になる。 本書では、それに必要な「7つの力」を提言する。 他人に依存しないで自分の才覚で生きるために ・高齢者に与えられた権利は、放棄したほうがいい ・老化度を測る目安は「くれない指数」 ・老人が使う言葉が極端に貧相になった ・人に何かをやってもらうときは。対価を払う ・ひと昔前まで、人は死ぬまで働くのが当たり前だった ・料理、洗濯、掃除・・・日常生活の営みを人任せにしない ・老年の仕事は孤独に耐えること ・・・etc.

著者紹介

曽野 綾子 (ソノ アヤコ)  
1931年、東京都生まれ。54年聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。93年、恩賜賞・日本芸術院賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。95年から2005年まで日本財団会長を務める。日本文芸家協会理事。海外邦人宣教者活動援助後援会代表。日本郵政株式会社社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)