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発達障害への心理療法的アプローチ

こころの未来選書

出版社名 創元社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-422-11222-0
4-422-11222-8
税込価格 3,960円
頁数・縦 230P 22cm

商品内容

要旨

発達障害の中核的な特徴は「主体のなさ」ではないか―この仮説から、新しく見えてくるものは何か?「主体」を作り出す心理療法は可能か?それは、どのようにして可能となるのか?本書は、広い意味での発達障害に共通する特徴を「主体のなさ」として捉え直すことで、これまでとは違うまったく新しい視点を提供しようとする。

目次

第1部 発達障害の心理療法(はじめに―発達障害と心理療法
子どもの発達障害への心理療法的アプローチ―結合と分離
子どもの発達障害事例の検討―融合的な世界の終焉と展開
大人の発達障害への心理療法的アプローチ―発達障害は張り子の羊の夢を見るか?
大人の発達障害事例の検討―「影」に隠された「空白」の世界)
第2部 発達障害と現代社会(対人恐怖から発達障害まで―主体確立をめぐって
ドラえもんからみる発達障害―主体なき世界に生まれる主体
発達障害と現代の心理療法―「自己の無効化」による「治療でない治療」としての自己展開)

出版社
商品紹介

発達障害への心理療法的アプローチのエッセンスを一般に伝えようとする、意欲的な試みの記録。

著者紹介

河合 俊雄 (カワイ トシオ)  
1957年生。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。PhD.(チューリッヒ大学)、ユング派分析家。臨床心理士。現在、京都大学こころの未来研究センター教授。専攻は臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)