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指紋論 心霊主義から生体認証まで

出版社名 青土社
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-7917-6496-9
4-7917-6496-X
税込価格 2,860円
頁数・縦 230,78P 20cm

商品内容

要旨

19世紀後半、身元確認の手段として発見された“指紋”が与えた知られざる衝撃。指紋を残す「幽霊」たち、指紋捜査に冷淡な名探偵ホームズ、指紋採取に対する市民の嫌悪感情―。社会問題からオカルトまで歴史の謎めいた諸断片を渉猟し、近代的主体の変貌を鮮やかに描き出す逆説の身体‐社会論。

目次

第1章 幽霊の身元確認
第2章 死者の身元確認
第3章 犯人の身元確認
第4章 痕跡の身元確認
第5章 市民の身元確認
終章 「私」の身元確認

出版社
商品紹介

指紋の歴史を通じて近代以降の主体や権力の変容過程を明らかにする、極めてユニークかつアクチュアルな試み。

著者紹介

橋本 一径 (ハシモト カズミチ)  
1974年生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学専修課程卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員などを経て、現在、愛知工科大学専任講師、武蔵大学兼任講師。東京大学博士(学術)。専攻は表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)