• 本

形而上の中世都市 〈散歩の文化学〉中世篇

《思想*多島海》シリーズ 18

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-588-10018-5
4-588-10018-1
税込価格 5,170円
頁数・縦 380,9P 20cm

商品内容

要旨

諸国一見僧や京童、歩き神に誘われた人々が、遍歴・道行・往来した“中世的界隈”を透視し、生活の聖化と都市の形而上化を生む中世的コスモロジーの時空構造を問う。

目次

われわれの裡なる中世を覚醒すべきこと
第1部 中世的定位(中世都市の脱・都市化‐形而上化
定位ペルソナの実念化
代替都市としての定位コスモロジー)
第2部 中世的界隈(都市の死生
古代都市の死
都鄙の観念化 ほか)
第3部 生活の聖化(戸籍の弛緩と形而上の都市世界
ろばと京童と都市祝祭
遁世からの帰還―市の聖たち)
結び 記号人としての普遍的中世人

出版社
商品紹介

古代都市の死と中世都市の自生のなかに中世の散歩人たちが歩いた界隈を見つめ、〈見える・裡なる〉中世都市のコスモロジーを捉える。

著者紹介

前野 佳彦 (マエノ ヨシヒコ)  
1953年福岡県生まれ。74年東京大学法学部中退、79年同大学院人文科学研究科修士課程修了、80〜84年シュトゥットガルト大学・ロンドン大学付属ワールブルク研究所に留学。84年シュトゥットガルト大学哲学部博士学位(Dr.phil.)取得。現在、“文化記号塾”主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)