カミュ
ガリマール新評伝シリーズ世界の傑物 6
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2010年12月 |
ISBNコード |
978-4-396-62072-1
(4-396-62072-1) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 419P 20cm |
商品内容
要旨 |
今や「異邦人」が偽りのない実感となり、時に「カリギュラ」のように叫び、「シーシュポス」のごとき日常を過ごす者にとって、早く生まれすぎ、時代に先駆けて逝った人が放つ光芒とは―。必要なのは破壊の連鎖たる革命ではなく、連帯を創造する反抗だ。あらゆるイデオロギーの呪縛を解きほどいた作家の、魂の遍歴。 |
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目次 |
第1部 海と太陽の申し子(父と母の時代 |
出版社 商品紹介 |
1957年ノーベル文学賞受賞。衝撃の自動車事故から50年。我々は、これまでになくカミュを必要としている。 |
出版社・メーカーコメント
岩切正一郎=解説 誤解と勘違いの連続だったカミュの人生を、 思い違いの物語として演出する「真実」の評伝―― 「真実の中で、真実のために生きるのだ。あるがままの自分を、自分の無力を受け入れればいいのだ」(カミュ)。とても個人的な真実だ。しかしそうでなければいったい芸術に何の意味があるだろう? なぜなら、作家も含め、芸術家はそのひと個人の、宿命の魅惑としてひととき顕現する「真実」に触れているから、あるいは触れたから、そしてそこでは無力だから、芸術家なのである。サルトルにはたぶんそれはなかった。 岩切正一郎 カミュ 『異邦人』で有名なフランスの作家。エッセイスト、劇作家、ジャーナリストとしても活躍。仏領だったアルジェリアに生まれ、ナチス占領下で対独レジスタンスに参加。『ペスト』などで不条理と抵抗を描き、世界の戦後世代に鮮烈にアピール。ノーベル文学賞を受賞。 今や「異邦人」が偽りのない実感となり、時に「カリギュラ」のように叫び、「シーシュポス」のごとき日常を過ごす者にとって、早く生まれすぎ、時代に先駆けて逝った人が放つ光芒とは――。 必要なのは破壊の連鎖たる革命ではなく、連帯を創造する反抗だ! あらゆるイデオロギーの呪縛を解きほどいた作家の、魂の遍歴。