• 本

一刀斎夢録 上

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-16-329840-5
4-16-329840-1
税込価格 1,728円
頁数・縦 368P 20cm
シリーズ名 一刀斎夢録

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 彼の刀はなぜそこまで鋭かったのか?

    明治が終わり、大正が始まって数日後、日本で二番目に剣道の強い男がある老人と出会う。それは幕末の京にて凶刀を振るい、畏怖と、そして幾ばくかの羨望を人にもたらした新撰組・・・の生き残り。名は斉藤一、かつて新撰組三番隊を率いていた男。彼の口から語られる新撰組の栄光と挫折、そして崩壊。斉藤一にとってもっとも皮肉な運命、そして彼の声なき慟哭が聞こえてくる浅田次郎新撰組物語完結編。新撰組を知らない人も必読の一冊です。

    (2013年10月29日)

  • 声なき慟哭が聞こえる

    浅田版新選組完結篇と銘打たれているように、これが最後の新選組エンタテイメントといっても過言ではありません。かつて新選組三番隊を率いた男、斉藤一。維新を生き延びた、いや、死に損った彼は大正の世にひっそりと座し、自らの半生を語り出します。固い絆で結ばれていたはずの新選組の黄昏と崩壊、死んでいった隊士たち。そして己のなした決して他言無用の鬼の所業の数々…。泣けて泣けて仕方なかった「壬生義士伝」とは違い、決して涙にむせぶ物語ではないのですが、読むほどに哀切が募り、思いがけない結末の後は声なき男の慟哭が余韻となって聞こえてくるようです。動乱の時代を駆け抜けた男たちの魂の物語。

    (2011年1月14日)

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商品内容

要旨

新選組三番隊長・斎藤一。鳥羽伏見、甲州、会津。そして死に場所を求め、男は西南戦争へ。血風録の中心にあった男が語る、幕末維新と寄る辺ない少年の運命。

おすすめコメント

大正という新時代に違和感を覚える梶原中尉は、1人の元巡査を訪ねる。その老人こそは新選組最強の剣士でありながら維新の動乱を生き延びた斎藤一であった。龍馬暗殺、会津戦争、近藤勇ら隊士の末路……老人の語りに魅せられた梶原は、実は全ての話が無名の少年隊士・鉄之助につながることに気づく。土方歳三最後の写真を箱館から持ち帰った、寄る辺ない少年と斎藤一との哀しくも凄絶なかかわりとは――。『壬生義士伝(みぶぎしでん)』『輪違屋糸里(わちがいやいとさと)』に続く浅田版新選組の、深い感動に打たれる大作です。

出版社・メーカーコメント

西南戦争で相まみえる元隊士達。浅田版新選組完結篇! 戊辰の激動を生き残った新選組隊士たちが、敵味方で相まみえる運命の悲劇。歴史に消えた者たちの悲痛な叫びが胸を打つ感動大作    大正という新時代に違和感を覚える梶原中尉は、1人の元巡査を訪ねる。その老人こそは新選組最強の剣士でありながら維新の動乱を生き延びた斎藤一であった。龍馬暗殺、会津戦争、近藤勇ら隊士の末路……老人の語りに魅せられた梶原は、実は全ての話が無名の少年隊士・鉄之助につながることに気づく。土方歳三最後の写真を箱館から持ち帰った、寄る辺ない少年と斎藤一との哀しくも凄絶なかかわりとは――。『壬生義士伝(みぶぎしでん)』『輪違屋糸里(わちがいやいとさと)』に続く浅田版新選組の、深い感動に打たれる大作です。