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八日目の蝉

中公文庫 か61−3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-12-205425-7
4-12-205425-7
税込価格 649円
頁数・縦 376P 16cm
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八日目の蝉

書店レビュー 総合おすすめ度: 全3件

  • 怖いほどリアル

    大枠で述べれば、一人の女性が不倫相手の子供を発作的に誘拐し、その子を育てていこうと試みる、その子供が厄介な背景を持って育った女性として登場する、というのが本作。

    一つの章は誘拐をした女の手記として、一つの章は大人になってゆく子供の視点から描れている。

    まるでその20年程を体験するかのようにひきづられて読んでしまった。耐え難いほどに濃密な時間なのに・・・。これが筆力という奴か。

    嫌になるほど濃い小説といいたいが、その濃度に身を浸して読んでゆくと読者はラストにこれしかないという線で結ばれたドラマチックな感動を得ることになる。

    じっくりと読んでください。

    (2014年4月21日)

  • 読み始めたら止められない!
    この言葉がピッタリなそんな一冊です。
    誘拐は犯罪なのに主人公に感情移入してしまうほど
    子供を思う母親の愛情に感動します。

    (2012年3月1日)

  • 良かった〜!

    面白い。ストーリーの設定も良い。20数年前に本当にあったような話でひき付けられました。解説で池澤氏も書いてますが、「誘拐は犯罪」の言葉に希和子に同情していた私に驚きました。冷静に考えればわかる事も著者の巧みなテクニックによって感情移入してしまっている自分に気づく。家族の絆を再確認できる大作です。是非購入して読んでください。

    (2011年2月1日)

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商品内容

要旨

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった−−心ゆさぶるラストまで息をもつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞。

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)  
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年「幸福な遊戯」で第九回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で第一八回野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で第一三回坪田譲治文学賞、2003年『空中庭園』で第二回婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で第一三二回直木賞、07年『八日目の蝉』で第二回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)