川あかり
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2011年1月 |
ISBNコード |
978-4-575-23714-6
(4-575-23714-0) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 331P 20cm |
商品内容
要旨 |
川止めで、木賃宿に逗留し、足止めを食っている若き侍、伊藤七十郎。藩で一番の臆病者と言われる男が、斬れと命じられた相手は、派閥争いの渦中にある家老。家老が江戸から国に入る前を討つ。すでに対岸まで来ているはずだ。川明けを待つ間、思いもかけぬ市井の人々との触れ合い、さらには降って湧いたような災難が続き、気弱な七十郎の心は千々に乱れるが―ひとびとのためにやると決意したのだ、と自分を叱咤した。たとえ、歯が立たない相手であっても、どんなにみっともない結果になろうとも、全力を尽くすのみだ。七十郎は叫びながら刀を抜いた。「それがしは刺客でござる」。 |
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出版社 商品紹介 |
臆病者ながら刺客の使命を帯びた、伊東七十郎。川止めで、木賃宿の相容れぬ者たちと一緒にいるうち、気持ちの道筋がついていく。 |