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万葉仮名でよむ『万葉集』

出版社名 岩波書店
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-00-024810-5
4-00-024810-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 207P 20cm

商品内容

要旨

万葉名歌の知られざる姿―万葉仮名とは独自の表記体系であり、変容のダイナミックスをうちに宿した、「異形の漢字」である。漢字歌の姿に戻ってよみ直すとき、気づかれなかった意味とイメージの奥行きが如実に現れる。万葉仮名の書記法から女手=平仮名の成立へ。その過程に、新しい表現への欲望に突き動かされた、創造的な工夫と試行を掘り起こす。それはまさに、日本語の個性が誕生する出来事にほかならなかった。書字の現場から、新たな意味と文体と韻律の生成を追跡する、日本語創世記。

目次

第1章 万葉仮名とは何か(漢字歌としての『万葉集』
古今和歌は平仮名歌 ほか)
第2章 異形の漢字=万葉仮名が語る意味(弧島の国歌
三筆と万葉仮名 ほか)
第3章 文化の曲り角―表語文字から表音文字へ(表語文字から表音文字へ
擬音・擬態・擬情語 ほか)
第4章 女手・平仮名の成立によって何が変わったのか(三蹟と書と近代
鶴と鴨 ほか)
終章 万葉歌の二重性―万葉から古今へ

出版社
商品紹介

万葉名歌の知られざる姿。書字の変容に、日本語を造り出そうとする工夫と実験を読む。独自の日本語創世記。

著者紹介

石川 九楊 (イシカワ キュウヨウ)  
1945年生まれ。5歳から書に親しむ。京都大学法学部卒業。在学中より、書のグループ結成、研究誌の創刊に参加するなど、書家として活動する。1978年、11年在籍した化学会社を退職し、京都で書塾を始める。90年、『書の終焉―近代書史録』でサントリー学芸賞受賞。96年、書史研究のライフワーク3部作となる『中国書史』を発表。02年、書史の第2作『日本書史』で毎日出版文化賞受賞。第3作『近代書史』は09年に刊行され、大佛次郎賞。京都精華大学教授。現在は、年2回以上、東京を中心に旺盛に書展を開催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)