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夜想曲集 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語

ハヤカワepi文庫 63

出版社名 早川書房
出版年月 2011年2月
ISBNコード 978-4-15-120063-2
4-15-120063-0
税込価格 842円
頁数・縦 319P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • ブッカー賞作家の待望の新刊!人生の黄昏を、愛の終わりを、若き日の野心を、才能の神秘を、叶えられなかった夢を描く、著者初の短編集。

    (2014年3月4日)

  • 秋の夕べ、一人でじっくり味わいたい大人のための一冊

    音楽と夕暮れをテーマに、5つの音楽からなる1つの曲あるいは5つの曲のはいった1つのアルバムとして書き下ろされた、ブッカー賞作家カズオ・イシグロ初の書き下ろし短編集です。若き日の夢や野心、ほろ苦い現実、すれちがう男女の心、人生に対する苛立ちやあきらめ、満足、希望・・・人生の夕暮れ時が、しんみりと時にコミカルに奏でられ、哀愁を帯びた調べがじんわりと心にしみる5つの物語です。私のお気に入りは、才能はあるけどぶさいくな売れないサックス奏者が、ひょんなことからセレブ御用達の美容整形を受け、高級ホテルで手術仲間のセレブと体験する一夜の冒険を描いた、せつない喜劇です。みなさんはどの1曲が気に入るでしょうか・・・?

    (2014年2月25日)

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商品内容

要旨

ベネチアのサンマルコ広場で演奏するギタリストが垣間見た、アメリカの大物シンガーとその妻の絆とは―ほろにがい出会いと別れを描いた「老歌手」をはじめ、うだつがあがらないサックス奏者が一流ホテルの特別階でセレブリティと過ごした数夜を回想する「夜想曲」など、音楽をテーマにした五篇を収録。人生の夕暮れに直面して心揺らす人々の姿を、切なくユーモラスに描きだしたブッカー賞作家初の短篇集。

おすすめコメント

〈2011年3月公開映画「わたしを離さないで」原作者イシグロ、待望の文庫化〉ベネチア、ロンドン、ハリウッド──様々な土地を舞台にくりひろげられる、切なく滑稽な人間模様。著者初の短篇集ついに文庫化。

著者紹介

イシグロ,カズオ (イシグロ,カズオ)   Ishiguro,Kazuo
1954年11月8日長崎生まれ。1960年、五歳のときイギリスに渡り、以降、日本とイギリスのふたつの文化を背景に育つ。その後英国籍を取得した。ケント大学で英文学を、イースト・アングリア大学大学院で創作を学ぶ。一時はミュージシャンを目指していたが、やがてソーシャルワーカーとして働きながら執筆活動を開始。1982年の長篇デビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年発表の『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)