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円朝ざんまい

文春文庫 も15−5

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-16-742106-9
4-16-742106-2
税込価格 776円
頁数・縦 364P 16cm

商品内容

要旨

江戸末期から明治にかけて三遊亭円朝の高座や速記本は大人気で、坪内逍遙や二葉亭四迷ら多くの文人に影響を与えた。噺家で、かつ取材のために大旅行家であった「落語の神様」の足跡を、作家・森まゆみが辿る。江戸下町、上州、甲斐、北海道と創作の舞台を、ふんだんに織り込まれた円朝の言葉と共にゆく。

目次

闇夜の梅―円朝、来し方の秘話(谷中・上野)
士族の商法・華族の医者・世辞屋―“開化”を斬新に描く
指物師名人長二―江戸屈指の男ぶり(本所・湯河原・谷中)
怪談牡丹灯篭―足のある幽霊(根津・谷中・栗橋・宇都宮)
心眼・明治の地獄―夢からさめた話
熱海土産温泉利書―健脚娘、恋の仇討ち(三島・熱海)
文七元結―江戸っ子の見栄もほころぶ親子の情(吉原・本所)
七福神―不況もどこ吹く、見事なのんき(谷中)
怪談乳房榎―不良息子の面影(高田・新宿十二社・板橋)
業平文治漂流奇談―きわめつき、すっきりしたいい男(本所・柳橋)
真景累ヶ淵―こりゃ因果の巡りすぎ(根津・小石川・水海道)
鰍沢―女はこわい(甲州・鰍沢)
霧陰伊香保湯煙―昔なつかし温泉道(上州伊香保・四方)
塩原多助一代記・上野下野道の記―「誠実・勤倹・正直」の人を追いかけて
蝦夷錦古郷之家土産・椿説蝦夷なまり―落ちのびた上野彰義隊士

著者紹介

森 まゆみ (モリ マユミ)  
1954年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。作家。1984年より2009年まで、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」編集人。1998年『鴎外の坂』(新潮文庫)で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。2003年『「即興詩人」のイタリア』(講談社)でJTB紀行文学大賞受賞。2007年『彰義隊遺聞』(新潮文庫)で北東文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)