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日本の危機言語 言語・方言の多様性と独自性

出版社名 北海道大学出版会
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-8329-6747-2
4-8329-6747-9
税込価格 3,520円
頁数・縦 313P 21cm

商品内容

目次

第1部 日本の言語状況(日本国内の八つの危機言語
新たに生じつつある多様性 ほか)
第2部 独自性と現状(アイヌ語の研究
北海道方言―様々な本土方言の融合体 ほか)
第3部 標準語から見る日本語の方言研究(正しい日本語としての標準語
標準語の重力と言語研究 ほか)
第4部 世界から見た日本語の多様性(日本語の共通語
日本語の方言と琉球語の方言 ほか)

出版社・メーカーコメント

本語(標準語)は世界で第8位の話者数を誇る大言語であり,国語として認定される「安泰な」言語である。しかし,日本にあるのは,標準語だけでも,日本語だけでもない。北にはアイヌ語という日本語とは系統を異にする言語があり,南には琉球語という日本語と系統を同じくする唯一の言語がある。さらに,方言というレベルでいうならば,日本には北海道から九州まで多様な本土方言が分布している。日本語の方言は,東日本方言,西日本方言,八丈方言,九州方言に大分類され,さらにこれらの方言はきわめて多くの下位方言に細分される。方言分類は日本語に限ったことではない。アイヌ語,琉球語にも方言があるが,とりわけ琉球語は,集落ごとに異なる方言をもつというその方言分岐の高さが際立っている。しかしその一方で,これらの言語・方言は急速に衰退の方向に向かっている。折しも,2009年2月19日,ユネスコは世界で約2、500の言語が消滅の危機にさらされているとの調査結果を発表し,日本では,アイヌ語をきわめて「深刻な状態にある」言語と指定したほか,沖縄県の八重山語,与那国語を「重大な危険にある」言語に,沖縄語,国頭(くにがみ)語,宮古語,鹿児島県・奄美諸島の奄美語,東京都・八丈島などの八丈語を「危険」な言語と分類し,計8語を危機言語のリストに加えた。本書では,こうした日本の言語・方言の多様性とその変容,そして消滅の危機の現状を紹介・解説する。

著者紹介

呉人 惠 (クレビト メグミ)  
1957年に山梨県甲府市に生まれる。東京外国語大学大学院外国語学研究科アジア第一言語専攻(修士課程)修了、北海道大学文学部助手、富山大学人文学部助教授をへて、現在、富山大学人文学部教授。博士(文学)(北海道大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)