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戦前のラジオ放送と松下幸之助 宗教系ラジオ知識人と日本の実業思想を繋ぐもの

出版社名 PHP研究所
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-569-79608-6
4-569-79608-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 403,7P 20cm

商品内容

要旨

“経営の神様”が残した数々の言葉やスピーチはいかにして生み出されたのか。太平洋戦争敗戦という苦渋・悔恨から逃避せず、現実を直視し、死を考える程に悩み苦しんだ結果、その独自の思想は生誕した―実業思想家・松下幸之助が発意し、その実現を念願したPHP(Peace and Happiness through Prosperity)の根源ルーツに迫る意欲作。

目次

第1章 「新仏教運動」からのアプローチ(明治・大正期における「新仏教運動」の概要
松下幸之助と新仏教運動の具体的接点 ほか)
第2章 宗教系ラジオ知識人・高嶋米峰と松下幸之助(ラジオ放送の開始―昭和三年頃まで
ラジオ放送の展開と受信機の発達 ほか)
第3章 宗教系ラジオ知識人・友松圓諦と松下幸之助(青少年期の友松圓諦
友松圓諦と真理運動の展開 ほか)
第4章 宗教系ラジオ知識人・高神覚昇と松下幸之助―西田幾多郎と共に(高神覚昇の称賛
松下幸之助と西田哲学 ほか)
補章 河野省三の神道思想と松下幸之助(河野省三の事績と思想
松下幸之助の思想との比較 ほか)

出版社
商品紹介

松下幸之助という希代の経営者の、思想家・哲学者としての側面が、何に影響をうけ、熟成・確立されていったか、その核心に迫る力作。

著者紹介

坂本 慎一 (サカモト シンイチ)  
1971年、福岡県生まれ。1994年、獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。1997年、京都大学大学院人間・環境学研究科(人間環境学専攻、人間社会論講座、経済システム論)修士課程修了。2000年、大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。博士(経済学)。慶應義塾大学図書館非常勤研究調査員を経て、2004年4月、PHP総合研究所(現・PHP研究所)入社。現在、経営理念研究本部松下理念研究部主任研究員。専門は日本経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)