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書物の灰燼に抗して 比較文学論集

出版社名 工作舎
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-87502-437-8
4-87502-437-1
税込価格 2,860円
頁数・縦 349P 22cm

商品内容

要旨

大学院で比較文学を学び、スウィフトの空想旅行記をめぐる学位論文を提出しながら、脱線と逸脱を重ねた著者がこの20年の間に執筆してきた、比較文学についての紙。映像、文学を中心に、アジア論、音楽、美術、漫画、料理などを対象に健筆を振るう批評家の初の比較文学論集。

目次

1 帰郷の苦悶
2 死の領分
3 変容する琵琶法師
4 パゾリーニ、封印を解く
5 怒りと響き
6 泉と同じ数だけの聖者
7 黒いホメロス、ホメロスの不在
8 書物の灰燼に抗して

出版社
商品紹介

カフカ、パゾリーニ、ル・クレジオ論から四方田流エッセーの方法まで、比較文学に関する初の論文集。書き下ろしを含む全8篇を収録。

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年西宮生まれ。東京大学文学部で宗教学を、同大学院で比較文学を学び、博士課程を修了する。スウィフトの『ガリヴァー旅行記』の分析である修士論文は、後に『空想旅行の修辞学』(七月堂、1996年)、として刊行された。ソウルの建国大学、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学などで客員教授・客員研究員を勤め、現在は東京の明治学院大学芸術学科教授として映画史の教鞭を執っている。映像と文学を中心に、アジア論、音楽、美術、漫画、料理などを対象として批評に健筆を振るう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)