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メカスの難民日記

出版社名 みすず書房
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-622-07608-7
4-622-07608-X
税込価格 5,280円
頁数・縦 395,9P 22cm

商品内容

要旨

故国リトアニアがドイツの占領下にあった第二次大戦末期、反ナチ活動が発覚して著者はナチの強制労働収容所へ送られた。ドイツが敗北すると、故国はソ連領となる。著者は帰国を断念し、1949年末に米国に亡命するまで、弟アドルファスといっしょに、ドイツの難民収容所を転々とする。日記は、ドイツやソ連の横暴に絶望し、孤独と飢餓に耐えて、大量の読書、映画館通い、収容所仲間、労働、収容所新聞の発行、マインツ大学に聴講にいくことまで、破天荒ともいえる日常を具体的に記す。

目次

強制労働収容所
自由に向かって
難民収容所での生活
不安。七本のナイフが突き刺さりはじめる
遠く離れると、あなたはなんと美しいのだろう!
人生の旅はつづく
二つの世界の狭間で
ヨーロッパ最後の夏
ニューヨーク
ブルックリンで自活する
進退きわまって
マンハッタンで自活する
砂漠に根づく、あるいはイタケーに戻る

出版社
商品紹介

日本にファンの多い映画作家がナチ支配下のリトアニアを出国、ドイツの難民収容所を転々とし、ニューヨークに着く。1943−55。

著者紹介

メカス,ジョナス (メカス,ジョナス)   Mekas,Jonas
1922‐。リトアニア生まれのアメリカ人。詩人、映画作家。第二次大戦戦末期の1944年、ナチの追手から逃れて国外に出たが、そのままナチ・ドイツに拉致され、強制労働収容所へ送られる。翌年ドイツの降伏による終戦によって、そのまま難民となり、4年間ドイツを流浪後、1949年に米国に亡命、ニューユークで映画制作を始める。60年代には、『ヴィレッジ・ヴォイス』紙のコラムの執筆、季刊『フィルム・カルチャー』誌の発行をつうじて個人映画の評論活動をつづける。フィルムメーカーズ・コープを組織して作家を連帯させ、シネマテークを創って上映活動をし、個人映画のジャンルを確立
飯村 昭子 (イイムラ アキコ)  
早稲田大学仏文科卒業。在ニューヨーク。フリージャーナリスト。1982年より13年間、ニューヨークの日本語新聞『OCSニュース』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)