• 本

百年文庫 83

出版社名 ポプラ社
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-591-12171-9
4-591-12171-2
税込価格 810円
頁数・縦 149P 19cm

商品内容

要旨

働きづめの五十年、「貧乏たれ」の人生を倅に味わわせるのは忍びない、と息子の中学受験を決意した源作。だが聞きつけた連中は分不相応と悪口を言い…。村の因習に翻弄される切ない親心(黒島伝治『電報』ほか一篇)。馬の腹から出た石はどうやら貴重なお宝らしい。噂を聞いた三造は取り戻そうと躍起になって…(葛西善蔵『馬糞石』)。土地ころがしに票集め、詐欺まがいの裁判沙汰。巧妙にして鮮やかな次郎の悪人ぶりと、農村の退廃を描く杉浦明平『泥芝居』。欲望、噂、猜疑心。濃密な人間関係が浮き彫りになる。

出版社
商品紹介

きだ・みのる『蓄音器和尚始末』、葛西善蔵『馬糞石』、杉浦明平『泥芝居』。『幽』、『紅』、『灼』も発売。

著者紹介

黒島 伝治 (クロシマ デンジ)  
1898‐1943。香川県小豆島生まれ。早稲田大学入学後、シベリアに出兵。帰還後はプロレタリア文学運動に参加、農民小説や反戦小説で作家の地位を確立した
葛西 善蔵 (カサイ ゼンゾウ)  
1887‐1928。いくつもの職を転々とした後、徳田秋声に師事。1918年の『子をつれて』で注目を浴びる。貧窮と病苦にさいなまれながら、破滅型の自虐的な私小説を執筆した
杉浦 明平 (スギウラ ミンペイ)  
1913‐2001。愛知県生まれ。10代で「アララギ」に入会。戦後は郷里の渥美半島に居を定めて、『ノリソダ騒動記』などの記録文学を執筆。ルネッサンス研究の分野でも活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)