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官僚の責任

PHP新書 745

出版社名 PHP研究所
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-569-79805-9
4-569-79805-5
税込価格 778円
頁数・縦 222P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 日本の政治の構造がよくわかる。

    現在の日本の政治について知りたい方にはぜひ読んでいただきたい本です。天下りや官僚についてかなり詳しく解説してあり、事例も豊富なのでなんとなくしか分かっていなかった利権の構造がよくわかります。東日本大震災以後の日本への危機感が随所に感じられ、公務員制度改革の重要性・緊急性についても具体的に書かれてあります。普段政治に興味のない人でも今の日本の状況が自分自身に直結する問題を多く含んでいるか分かるようになっているので、一度手にとってください。

    (2014年3月18日)

  • 震災と原発の事故によって未曾有の被害を受けた国民は、いま一歩ずつ復興を目指して頑張っている。一方、政治家は権力に執着するのみで世界中にその無能ぶりを世界に晒した。しかし、影に隠れて目立たない分、もっとタチの悪い連中がいる。霞ヶ関の官僚達である。……国民の為ではなく省益のために動く官僚達。官僚の責任とは何か。国家公務員制度改革の必要性を説く、改革派官僚、覚悟の証言。

    (2013年11月22日)

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商品内容

要旨

「霞が関は人材の墓場」―著者はそう切り捨てる。最高学府の卒業生、志を抱いて入省したはずの優秀な人間たちが集う日本最高の頭脳集団。しかし彼らの行動規範は、「国のため」ではなく「省のため」。利権拡大と身分保障にうつつを抜かし、天下りもサボタージュも恥と思わない…。いったいなぜ官僚たちは堕落の道をたどるのか?逼迫する日本の財政状況。政策提言能力を失った彼らを放置すると、この国は終わる。政官界から恐れられ、ついに辞職を迫られた経産省の改革派官僚が、閉ざされた伏魔殿の生態を暴く。

目次

第1章 「政治主導」が招いた未曾有の危機(早まった日本崩壊のカウントダウン
テレビドラマ程度の対応策すら実行できなかった政府 ほか)
第2章 官僚たちよ、いいかげんにしろ(発送電の分離は十五年前からの課題だった
原発事故の一因は経産省の不作為にあり ほか)
第3章 官僚はなぜ堕落するのか(改革派から守旧派へ転じた経産省
規制を守ることが使命という「気分」 ほか)
第4章 待ったなしの公務員制度改革(増税しなければ国は破綻するという脅し
官僚一人のリストラで失業者五人が救われる ほか)
第5章 バラマキはやめ、増税ではなく成長に命を賭けよ(ちょっとかわいそうな人は救わない
年金支給は八十歳から? ほか)

著者紹介

古賀 茂明 (コガ シゲアキ)  
1955年長崎県生まれ。経済産業省大臣官房付。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。大臣官房会計課法令審査委員、産業組織課長、OECDプリンシパル・アドミニストレーター、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議、「改革派の旗手」として有名に。09年末に審議官を退任したあとも省益を超えた政策を発信し、公務員制度改革の必要性を訴えつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)