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CIA秘録 その誕生から今日まで 上

文春文庫 ワ2−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-16-765176-3
4-16-765176-9
税込価格 1,153円
頁数・縦 608P 16cm
シリーズ名 CIA秘録

商品内容

要旨

諜報によって第二の真珠湾攻撃を防ぐべく創設されたアメリカ中央情報局=CIA。だが、その60年に及ぶ歴史は、失敗と欺瞞の連続だった。トルーマンからクリントン、ブッシュJr.の時代まで、超大国の諜報機関がいかに転落の道を歩んだか、5万点を越す機密解除文書、300人以上の証言など、すべて実名の情報で明らかにする驚愕の書。全米図書賞受賞。

目次

第1部 トルーマン時代―1945‐1953(「諜報はグローバルでなくては」誕生前
「力の論理」創設期
「火をもって火を制す」マーシャル・プラン
「最高の機密」秘密工作の始まり
「盲目のお金持ち」鉄のカーテン
「あれは自殺作戦だ」朝鮮戦争
「広大な幻想の荒野」尋問実験「ウルトラ」)
第2部 アイゼンハワー時代―1953‐1961(「わが方に計画なし」スターリン死す
「CIAの唯一、最大の勝利」イラン・モサデク政権転覆
「爆撃につぐ爆撃」グアテマラ・クーデター工作
「そして嵐に見舞われる」ベルリン・トンネル作戦
「別のやり方でやった」自民党への秘密献金
「盲目を求める」ハンガリー動乱
「不器用な作戦」イラク・バース党
「非常に不思議な戦争」スカルノ政権打倒
「下にも上にもうそをついた」カストロ暗殺計画)
第3部 ケネディ、ジョンソン時代―1961‐1968(「どうしていいか、だれにも分からなかった」ピッグズ湾侵攻作戦
「われわれは自らも騙した」キューバ・ミサイル危機1
「喜んでミサイルを交換しよう」キューバ・ミサイル危機2
「親分、仕事はうまくやったでしょう」ゴ・ディン・ディエム暗殺
「陰謀だと思った」ケネディ暗殺
「不吉な漂流」トンキン湾事件)

著者紹介

ワイナー,ティム (ワイナー,ティム)   Weiner,Tim
ニューヨーク・タイムズ記者。1956年ニューヨーク生まれ。CIA、国防総省などのインテリジェンスを30年近くにわたってカバーしている。ニューヨークのタウン紙『ソーホー・ニュース』からそのキャリアをスタートし、『フィラデルフィア・インクワイアラー』に移籍、調査報道記者として国防総省、CIAの秘密予算を明るみにだし、1988年ピューリッツアー賞を受賞。1993年『ニューヨーク・タイムズ』紙に移籍、99年までワシントン支局でCIAを担当
藤田 博司 (フジタ ヒロシ)  
1937年生まれ。元共同通信記者。サイゴン支局員、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長、論説副委員長などを経て、1995‐2005年上智大学教授、05‐08年早稲田大学客員教授
山田 侑平 (ヤマダ ユウヘイ)  
1938年生まれ。人間総合科学大学名誉教授。元共同通信記者。ニューヨーク支局員、ブリュッセル支局長などを経て、2000年から人間総合科学大学で教鞭をとる
佐藤 信行 (サトウ ノブユキ)  
1937年生まれ。元共同通信記者。ロンドン支局員、東欧特派員、テルアビブ支局長、ワシントン支局長、外信部長、編集委員室長などを経て、1997‐2003年和歌山大学教授。74年度ボーン国際記者賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)