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原発と原爆 「核」の戦後精神史

河出ブックス 034

出版社名 河出書房新社
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-309-62434-1
4-309-62434-0
税込価格 1,430円
頁数・縦 219P 19cm

商品内容

要旨

戦後の日本が世界中の人々に本当に伝えるべきこと、それは、被爆=被曝の体験から生まれた文化、原子力による被害の文化である―。ゴジラと放射能恐怖映画から、鉄腕アトム、広瀬隆『東京に原発を!』、吉本隆明『「反核」異論』、黒澤映画『生きものの記録』、『はだしのゲン』、『長崎の鐘』、『風の谷のナウシカ』、『AKIRA』、「原発文学」の数々まで、さまざまな文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。3・11の破局にいたるまで、私たちはいったい何をしていたのだろうか…。

目次

第1章 ゴジラと放射能の恐怖(集合的無意識としての怪獣ゴジラ
怪獣と放射能 ほか)
第2章 アトムと原子力の平和利用(アトム・コバルト・ウラン
原子力の平和利用としての「アトム」 ほか)
第3章 ナウシカとAKIRAの戦後世界(アトムを擁護する
戦後の原子力研究 ほか)
第4章 「原発」の文学史(ゴジラの復活
ゴジラは二度死ぬ ほか)

出版社
商品紹介

3.11まで我々は何をしていたのか。戦後の様々な文化現象を読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。

おすすめコメント

ゴジラと放射能恐怖映画から、アトム、ナウシカ、「原発文学」の数々まで、さまざま文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。

著者紹介

川村 湊 (カワムラ ミナト)  
1951年、北海道生まれ。文芸評論家。法政大学国際文化学部教授。著書に、『牛頭天王と蘇民将来伝説』(読売文学賞)、『南洋・樺太の日本文学』(平林たい子文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)