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墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 続

出版社名 岩波書店
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-00-024778-8
4-00-024778-6
税込価格 3,520円
頁数・縦 14,323,12P 20cm
シリーズ名 墓標なき草原

商品内容

要旨

前著『墓標なき草原』刊行後、著者の元に多くの関係者から新たな証言が寄せられた。いま、内モンゴルでは農耕化・都市化・地下資源開発による環境破壊と強制移住が進み、モンゴル人は「ネーション」ではなく「エスニック・グループ」とみなされ、「自治」ではなく多民族による「共治」が強調されるようになり、モンゴル固有の地名や歴史が漢族に見合ったものに改編されている。文化大革命期における内モンゴルの全モンゴル族を対象とした、今なお真相が明らかにされていないジェノサイドの実態を、被害者の直接証言を通して明らかにする。文化的ジェノサイドは今も続いている。

目次

殖民地主義の観点から見る民姿史
第1部 民族の集団的な記憶(モンゴル人に設けられた長い牢獄―狙い撃ちされたモンゴルの名門
草原に消えた日本の記憶―『人民日報』の記者チンダマニ、毛澤東の「陽謀」に抗す
頭上に吊るされた無形の刀―フルンボイル草原の殺戮の嵐を生きたピルジド
農耕文明の「優越性」がもたらした虐殺―文明の衝撃の目的者、バヤジホ)
第2部 処刑室となった人民公社(「中国語が話せない者は、民族分裂主義者だ」―ケイルブが経験したトゥク虐殺
「漢人たちの玩具にされた」モンゴル人―ソブトダライの回想
作られたモンゴル人の「罪」―バヤンスレンとデチン夫妻の証言
陰謀に長けた隣人―ジェリム盟の造反派リーダー、エルデニ)
文化的ジェノサイドの時代
「草原の墓標」から「墓標なき草原」へ―「あとがき」に代えて

出版社
商品紹介

全モンゴルがキリングフィールドと化した実態を、殖民地主義批判の視座から被害者の証言を通し明らかにする。

著者紹介

楊 海英 (ヨウ カイエイ)  
モンゴル名オーノス・チョクトを翻訳した日本名は大野旭。1964年、内モンゴル自治区オルドス生まれ。北京第二外国語学院大学日本語学科卒業。89年3月来日。国立民族学博物館・総合研究大学院大学博士課程修了。博士(文学)。静岡大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)