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「社会」の誕生 トクヴィル、デュルケーム、ベルクソンの社会思想史

講談社選書メチエ 506

出版社名 講談社
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-06-258508-8
4-06-258508-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 212P 19cm

商品内容

要旨

神という超越性に包摂された世界から、社会という観念が切り離されたとき、「社会科学」が生まれた。19世紀フランスに生まれたトクヴィル、デュルケーム、ベルクソンという三者を、ひとつの流れとして読み解く、これまでにない「ユニーク」な思想史。

目次

序 分解する現代社会―「社会」という表象
第1章 トクヴィル:懐疑(超越性に包含された世界と人間―二月革命以前
世俗世界の分離、「社会それ自体」の出現―二月革命 ほか)
第2章 デュルケーム:格闘(実証科学としての社会学の創造―物としての社会的事実
歴史的背景―第三共和制初期 ほか)
第3章 ベルクソン:開展(意識、持続、自由
生命一般と物質一般、生命の原理としての創造的自由 ほか)
終章 誕生した社会:絡繰―相互創造の網と人間的超越性

出版社
商品紹介

神という超越性に包摂された世界から、社会という観念が切り離されたとき「社会科学」が生まれた。19世紀フランスに生まれた三者をひとつの流れとして読み解く。

著者紹介

菊谷 和宏 (キクタニ カズヒロ)  
1969年愛知県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)DEA課程、パリ第七大学招聘研究員、ユーロメッド・マルセイユ客員研究員等を経て、現在、和歌山大学経済学部教授。日仏社会学会理事。専攻は、社会思想史、社会哲学。主な著書に、『トクヴィルとデュルケーム―社会学的人間観と生の意味』(東信堂、日本社会学史学会奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)