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恥さらし 北海道警悪徳刑事の告白

出版社名 講談社
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-06-217269-1
4-06-217269-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

要旨

犯罪者へ転落した「エース刑事」の懺悔9年の服役後、腐敗した警察組織のすべてを明かす。圧倒的迫力のクライム・ノンフィクション。

目次

機動隊柔道特別訓練隊員
暴力団捜査
クビなし拳銃
銃器対策のエース
エス―情報提供者
警察庁登録五〇号事件
違法捜査
泳がせ捜査―道警が関わった覚醒剤一三〇キロ密輸
薬物密売
逮捕
法廷での告白

おすすめコメント

覚醒剤130キロ、大麻2トン、拳銃100丁 犯罪者へ転落した「エース刑事」の懺悔9年の服役後、腐敗した警察組織のすべてを明かす 圧倒的迫力のクライム・ノンフィクション 北海道警察は、稲葉だけを“悪徳刑事”に仕立てることで組織を防衛した。しかし、当時の道警幹部のうち何人が稲葉を非難できるというのか。彼らは稲葉が上げてくる拳銃摘発の実績を失うのが怖かったのか、または道警の組織的ダメージを考えると手が出なかったのか、そのいずれかの理由で、稲葉の“暴走”を見て見ぬふりをしてきたのだ。あれから9年、警察は何も変わってはいない。今こそ、全国の警察は稲葉の話に耳を傾けるべきではないか。――<原田宏二(元北海道警察 釧路方面本部長)>

著者紹介

稲葉 圭昭 (イナバ ヨシアキ)  
1953年、北海道生まれ。東洋大学を卒業後、1976年に北海道警察に採用され、機動隊に柔道特別訓練隊員として配置される。道警本部機動捜査隊、札幌中央署刑事第二課、北見警察署刑事課、旭川中央署刑事第二課を経て、1993年、道警本部防犯部保安課銃器対策室(後の生活安全部銃器対策課)に異動。道警銃器対策課が主導した「警察庁登録50号事件」や「ロシア人おとり捜査事件」、「石狩新港泳がせ捜査」など、数々の“違法捜査”に関与。捜査費を捻出するため、自ら覚醒剤の密売に手を染めるようになった。2002年、現役の警部としては道警史上初めて覚醒剤使用で逮捕され、懲戒免職。覚せい剤取締法違反、銃刀法違反の罪で懲役9年を宣告される。2011年9月、刑期満了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)