中世的修羅と死生の弁証法 〈事件の現象学〉中世篇
《思想*多島海》シリーズ 19
出版社名 | 法政大学出版局 |
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出版年月 | 2011年10月 |
ISBNコード |
978-4-588-10019-2
(4-588-10019-X) |
税込価格 | 5,170円 |
頁数・縦 | 388,10P 20cm |
商品内容
要旨 |
中世は、古代的制度の全面的崩壊から必然化した“修羅世界”であり、祝祭と儀礼の時代であった。合戦闘諍の修羅場で、主従情念は社会的紐帯の基盤を形成し、親族関係は血讐・仇討の連鎖を生み、聖性を求めて師弟や信徒らは禅林や荒れ野に赴いた。修羅‐止観‐開悟という定位彷徨、“夢幻能”的道行を、軍記物語や復讐譚の修羅エクリチュールや詩歌、生活所作儀礼などから読み解いて、中世遊歩人のまなざしと思念、中世的“事件”の実相および死生の弁証法を透視する。『形而上の中世都市』姉妹編。 |
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目次 |
序 中世的修羅と生活所作の儀礼化 |
出版社 商品紹介 |
合戦・仇討の修羅世界、中世。その修羅‐止観‐鎮魂の夢幻能的道行を都市遊歩的遠近法により透視する。『形而上の中世都市』の姉妹編。 |