• 本

肉食妻帯考 日本仏教の発生

出版社名 青土社
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-7917-6629-1
4-7917-6629-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 280P 20cm

商品内容

要旨

日本仏教の大きな特徴にして到達点とされる「肉食妻帯」はいかにして形成され、定着したのか。国家宗教として仏教が日本にもたらされてから孕みつづけている最大の問いを考究し続けた著者の研究成果のすべて。

目次

第1部 肉食妻帯と日本仏教(女犯肉食と肉食妻帯の距離
肉食妻帯
“日本仏教”の発生―肉食をめぐる禁忌の形成に関連して
「仏教の日本化」をめぐって)
第2部 肉食妻帯と近代仏教(「おのづから」と「無戒」―「肉食妻帯」に見る日本人の宗教意識
「肉食妻帯」問題から見た日本仏教
日本の仏教にとって「肉食妻帯」とは何だったのか)
第3部 殺生と肉食(殺生罪業観と草木成仏思想
東国教団における「悪人」たち
「血食」とカニバリズム―折口信夫の貪婪と快楽
不殺生戒と動物供犠)

出版社
商品紹介

なぜ日本では出家者が妻を娶り、肉を食べるのか。「肉食妻帯」はいかにして形成され、定着したのか。

著者紹介

中村 生雄 (ナカムラ イクオ)  
1946年静岡県生まれ。1969年京都大学文学部卒業。静岡県立大学国際関係学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授、学習院大学文学部教授を歴任。専攻は日本思想史・比較宗教学。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)