• 本

これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学

ハヤカワ文庫 NF 376

出版社名 早川書房
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-15-050376-5
4-15-050376-1
税込価格 990円
頁数・縦 475P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ハーバード大学史上最多の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラーの邦訳版です。「これからの「正義」の話をしよう」このタイトルに、まずやられました!日本人からするとちょっと気恥ずかしくもある「正義」という言葉。しかし、この本を読むと、日常生活の様々な場面で私たちは自分自身の「正義」の名の下に物事を判断していることに気付かされます。読者が「自分自身が普段何を考え、またなぜそう考えるのかを見極め」るために出版されたこの本を片手に、自分で自分に問いかける時間を味わってみるのもいいかもしれません。

    (2014年1月10日)

商品内容

要旨

「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義“JUSTICE”。経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは?NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー、待望の文庫化。

目次

第1章 正しいことをする
第2章 最大幸福原理―功利主義
第3章 私は私のものか?―リバタリアニズム(自由至上主義)
第4章 雇われ助っ人―市場と道徳
第5章 重要なのは動機―イマヌエル・カント
第6章 平等の擁護―ジョン・ロールズ
第7章 アファーマティブ・アクションをめぐる論争
第8章 誰が何に値するか?―アリストテレス
第9章 たがいに負うものは何か?―忠誠のジレンマ
第10章 正義と共通善

出版社・メーカーコメント

2012年春刊行の次作『それをお金で買いますか』より、「序章」を先行収録! 時ならぬ哲学ブームに火をつけた空前の大ベストセラー、待望の文庫化。 「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」。正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義"JUSTICE"。経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは? NHK「ハーバード白熱教室」とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー、待望の文庫化。

著者紹介

サンデル,マイケル (サンデル,マイケル)   Sandel,Michael J.
1953年生まれ。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。1980年代のリベラル‐コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。類まれなる講義の名手としても著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)