• 本

美徳のよろめき

改版

新潮文庫 み−3−9

出版社名 新潮社
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-10-105009-6
4-10-105009-0
税込価格 506円
頁数・縦 203P 16cm
シリーズ名 美徳のよろめき

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 鮮やかな価値の反転

    この小説の発表当時“よろめき”という流行語までうまれ、話題となった一冊。躾の厳しい家に育った節子は、人妻の身でありながら土屋と恋に落ちてしまう。節子の美徳はよろめき、背徳の不倫の恋に溺れるのであるが、育ちの良い節子は本来背徳であるはずの不倫、さらには不義の子の堕胎にいたるまで「魂のエレガンスという美徳の金貨」に変えてしまうのだった…。 「眠ってばかりいる」良人のかたわらでの節子の不倫の恋は、かくも美しいものなのか!三島の筆の妙技が背徳を美徳にかえてしまう!その価値の反転を、とくとご堪能あれ。

    (2004年9月18日)