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歌謡曲から「昭和」を読む

NHK出版新書 366

出版社名 NHK出版
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-14-088366-2
4-14-088366-9
税込価格 770円
頁数・縦 187P 18cm

商品内容

要旨

昭和から平成へと時代が変わって二十余年、日本の音楽業界は激変した。嗜好する楽曲の分散化、ジャンルの細分化、パッケージの簡素化…。なかでも象徴的な例は「歌謡曲の衰退」である。ラジオやテレビを通して全国津々浦々に行き渡り、ヒット曲ともなれば国民の誰もがそれを知っている―そんな歌謡曲=流行歌はいま、どこへ行ってしまったのか?数々のヒット曲を生み出した実作者だからこそ語れる「昭和歌謡」の真髄。

目次

序章 歌謡曲の終焉
第1章 日本の「うた」をさかのぼる
第2章 流行歌の誕生
第3章 哀しみのリアリティ
第4章 戦争を美しく謳った作家たち
第5章 戦後歌謡と二人の作曲家
第6章 音楽ビジネスに起きた革命
第7章 すべての歌は一編の詩に始まる
第8章 歌謡曲という大河
終章 歌謡曲の時代のあとに

著者紹介

なかにし 礼 (ナカニシ レイ)  
1938年、中国黒龍江省牡丹江市生まれ。立教大学文学部仏文科卒。シャンソンの訳詩家として活躍後、64年「知りたくないの」を機に作詩家となる。ヒット曲に「今日でお別れ」「石狩挽歌」「時には娼婦のように」「北酒場」など多数。その後作家活動を開始し、98年『兄弟』を発表。2000年『長崎ぶらぶら節』で第122回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)