• 本

オオカミの護符

出版社名 新潮社
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-10-331691-6
4-10-331691-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 204P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 秋祭り。「若けぇのに世代交代だ」とばかりに声をかけられるも、無念の仕事。担ぐと腰が痛いからじゃなく、仕事。残念。。古くから守られ続いてきた地域の神社や寺の伝統行事。それがなくなってしまった時、何かが大きく変わり、「やがて『何がかわってしまったのか』すらわからなくなってしまうかもしれない」 とは本文中からの引用ですが、その失われつつあるものを留める一つの「印」が本書。 宮前平店の地元・川崎市宮前・土橋地区で「オイヌさま」と呼んでいた「護符」から、関東甲信にまで広がっていく郷土史・民俗学の本です。地元のならわし・伝統行事の意味を考えさせられ、それがその土地に「住む」ことの意味につながっていく。学術的な精度がありながらも読みやすい良書。面白い。

    (2013年3月15日)

商品内容

要旨

五〇世帯の村から七〇〇〇世帯が住む街へと変貌を遂げた、川崎市宮前区土橋。長年農業を営んできた著者の実家の古い土蔵で、護符がなにやら語りかけてくる。護符への素朴な興味は、謎を解く旅となり、いつしかそれは関東甲信の山々へ―。都会の中に今もひっそりと息づく、山岳信仰の神秘の世界に触れる一冊。

目次

第1章 三つ子の魂百まで
第2章 武蔵の國へ
第3章 オイヌさまの源流
第4章 山奥の秘儀
第5章 「黒い獣」の正体
第6章 関東一円をめぐる
第7章 オオカミ信仰
第8章 神々の山へ
第9章 神々の居場所

出版社
商品紹介

川崎の我が家の土蔵で目にした一枚の護符。そこに描かれた「オイヌさま」の正体とは?都会の中にひっそりと息づく、山岳信仰の神秘の世界に触れる一冊。

著者紹介

小倉 美惠子 (オグラ ミエコ)  
1963(昭和38)年、神奈川県川崎市宮前区土橋に生まれる。アジア21世紀奨学財団やヒューマンルネッサンス研究所での勤務を経て、2000年から自主的に地元「土橋」の映像記録を開始。2006年、民族文化映像研究所所員であった由井英と共に(株)ささらプロダクションを設立し、プロデューサーとして2008年に映画『オオカミの護符―里びとと山びとのあわいに』(文化庁映画賞文化記録映画優秀賞受賞。地球環境映像祭アース・ビジョン賞受賞)を公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)