• 本

原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語

出版社名 明石書店
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-7503-3516-2
4-7503-3516-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 270P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 昨年起きた震災、原発問題への対処法などについて、多くの専門家が言及する表現法は、東大関係者が使う話法と一致する部分が多いと著者は主張する。話法とは「つじつまの合わないことでも自信満々で話し、都合の悪いことは無視…」と、本書には箇条書きで20項目掲載。なるほど、と思う一方巧みな話術でごまかされる自分を反省した。ちなみに著者である安富氏は東大教授。

    (2012年2月17日)

商品内容

目次

第1章 事実からの逃走(燃焼と核反応と
魔法のヤカン ほか)
第2章 香山リカ氏の「小出現象」論(香山氏の記事の出現
原発をネットで論じている人々の像 ほか)
第3章 「東大文化」と「東大話法」(不誠実・バランス感覚・高速事務処理能力
東大関係者の「東大話法」 ほか)
第4章 「役」と「立場」の日本社会(「東大話法」を見抜くことの意味
「立場」の歴史 ほか)
第5章 不条理から解き放たれるために(原発に反対する人がオカルトに惹かれる理由
槌田敦のエントロピー論 ほか)

著者紹介

安冨 歩 (ヤストミ アユム)  
1963年大阪府生まれ。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、ロンドン大学政治経済学校(LSE)滞在研究員、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を経て、東京大学東洋文化研究所准教授、2009年より同教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)