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元商社マンが発見した古代の商人たち

歴史新書

出版社名 洋泉社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-86248-884-8
4-86248-884-6
税込価格 902円
頁数・縦 269P 18cm

商品内容

要旨

弥生時代・古墳時代に、生産者・採取者をはるかに凌駕する商人の力が、北東アジア世界の経済や政治を動かしていた可能性がある。筆者はここ10年ほど西日本の海辺などを歩きながら、幻の「古代商社」がわずかに残した足跡を集めてきた。それらの破片をつなぎ合わせ、そこに元商社マンの視点を付加し、想像を膨らませることで、「古代商社」の実態復元を試みた。

目次

序章 弥生時代、日本列島に「商社」が誕生した!?(なぜ「総合商社」は日本列島で誕生したのか
海人社会から生まれた古代商社)
第1章 古代商社の機能と拠点(古代商社のアイデンティティの源は何か?
古代商社の機能を考察する
古代商社の拠点はどこにあったか?)
第2章 古代商社の事業戦略の変遷(古代商社・黎明期のビジネス・スタイル
青銅器ビジネスと商社機能の進化
鉄を巡る古代商社の興亡)
第3章 古代商社ビッグ2の実像に迫る!(阿曇商事―海人族のエリート集団
宗像物産―大和政権の成立に貢献した海人集団)
第4章 時代順にビジネスの実態を推理する(古代商社前期(弥生時代)の組織
古代商社前期(弥生時代)の取引
古代商社後期(古墳時代以降)の組織と取引)

著者紹介

布施 克彦 (フセ カツヒコ)  
1947年、東京都生まれ。一橋大学商学部卒業後、総合商社(三菱商事)に勤務。おもに鉄鋼貿易業務に携わり、海外各地で約15年を過ごす。その後、精密機器メーカー勤務を経て著作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)