• 本

教授とミミズのエコ生活 または私は如何にして心配するのを止めてミミズを愛するようになったか

出版社名 三五館
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-88320-551-6
4-88320-551-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 269P 19cm

商品内容

要旨

なぜ、哲学者はミミズにハマったのか?12年前に開始された、独りきりのエコ生活の顛末。ミミズと太陽光発電による「エコ生活」の全貌をレポート。

目次

起の章 ミミズコンポスト起動の巻(生活の自覚が実感と一致しないからこそ、自覚も実感もできる日々なのだが―ミミズ生活のあらすじ
太陽を中心に考えるのが大地に根ざした世界観である―太陽光発電 ほか)
承の章 予兆と危機と絶滅の巻(邪悪そうな顔と凶悪そうな顔は全然違うが、受ける印象は同じである―アメリカミズアブの猛威
人が最も謙虚になれるのは、昆虫の猛威を目の当たりにしたときか―ミズアブコンポストの可能性 ほか)
転の章 ミミズ系いよいよ室内進出の巻(確実な方法をとるよりも、予想できない手法を選ぶほうが、楽しむためには無難である―ミミポット
幸先がよくないとは、よからぬ幸先がよいということである―集団脱走体勢 ほか)
結の章 動揺から懺悔そして達観への巻(信頼していた相手に裏切られたとき、ほんとは自分の信頼に裏切られたのではないかと疑ってみよう―大絶滅の価格暴落
危機から名案が生まれるとしても、危機に対する名案であるとは限らない―地下作戦! ほか)

著者紹介

三浦 俊彦 (ミウラ トシヒコ)  
1959年、長野県生まれ。東京大学文学部美学芸術学科卒業後、同大学院総合文化研究科比較文学比較文化専門課程修了。現在は和洋女子大学教授。『これは餡パンではない』他で芥川賞候補となるなど小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)