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アルジェリア戦争 フランスの植民地支配と民族の解放

文庫クセジュ 966

出版社名 白水社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-560-50966-1
4-560-50966-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 162,2P 18cm

商品内容

要旨

フランス領からの脱植民地化を、内乱という位置づけではなくアルジェリア人による戦争という観点から記述。さらに、フランスとアルジェリア、フランス人同士の戦争とに分けることにより戦争犯罪や社会的承認の問題などが把握しやすくなっている。移民問題の始まりに触れるなど多彩な切り口も特徴。

目次

第1章 植民地時代のアルジェリア
第2章 アルジェリアのナショナリズム
第3章 秒読み(一九三九〜五四年)
第4章 反逆事件から戦争へ
第5章 戦争を遂行する第四共和政
第6章 戦争に取り組むド=ゴール(一九五八〜五九年)
第7章 民族自決の時(一九五九年九月十六日〜六一年一月八日)
第8章 交渉期(一九六一年一月九日〜六二年三月十八日)
第9章 戦争から平和へ?

おすすめコメント

2012年はアルジェリア独立から50周年にあたる節目の年。本書では、植民地化の歴史に始まり、フランス国内の政治の動きと、これと連動したアルジェリア戦争の政治史が主題となっている。しかし同時に、アルジェリア側の動向を随所で参照し、偏らない視点で記述。さらにアルジェリアにおけるフランス人支援者たちの存在にも言及し、移民問題の始まりといった主題に触れるなど多彩な切り口となっている。  また戦争に関する描写の特徴は、独立をめぐるアルジェリアとフランスの戦争と、フランス人同士(独立容認派と「フランスのアルジェリア」支持派)の戦争を分けて記述したことにある。それにより、現在論争になっている戦争犯罪や国家的・社会的承認の問題などをよりよく把握することが容易となるであろう。

著者紹介

渡邊 祥子 (ワタナベ ショウコ)  
日本学術振興会特別研究員。2006年秋から2009年春まで、アルジェ大学CREAD(応用開発経済研究センター)研修員。専門はアルジェリア・ナショナリズム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)