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毛沢東大躍進秘録

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-16-374860-3
4-16-374860-1
税込価格 3,245円
頁数・縦 591P 22cm

商品内容

要旨

当時若い学徒として、養父が餓死したにもかかわらず、「大躍進」の理想を信じた著者。89年の天安門事件を契機に、新華社記者の特権をいかし、中国17省の公文書館の内部文書や当時の幹部らへの取材を重ねて、浮かび上がってきたものは、毛沢東の独裁とそれに追随する官僚機構の、悲惨なる失敗であった。各省ごとの被害の差はどこから生じたのか。失政に抵抗する勢力はなぜ、潰されたのか。飢餓の最中にも、海外への食糧輸出が続いていたのはなぜか。毛沢東は悲劇をいつ知ったのか。周恩来、〓(とう)小平、劉少奇、彭徳懐、林彪ら建国以来の幹部たちは、どう動き、何を発言したのか。現実を重視する「実務派」と左派政策をテコに独裁体制を築こうとする毛沢東との間で振り子のようにゆれた共産中国の現代史。その「権力闘争」のなかで今日まで続く中国の国の形が形成されていったことを鮮やかに描き出す第一級の歴史書。

目次

永遠の墓碑
モデル地区で何が起こったか
周恩来は、なぜ毛沢東を止められなかったか
偉大なる実験、公共食堂
五つの風が吹き荒れる
来年の種籾まで拠出する
彭徳懐を罠にかける―廬山会議
毛沢東よりさらに左を行く―四川省
所有という解毒剤―安徽省
幻の反革命集団―甘粛省〔ほか〕

出版社
商品紹介

3600万人が餓死した「大躍進」時代。毛沢東はなぜ大失政を犯したか。新華社元記者が各省の公文書館を訪ね当事者に取材。

著者紹介

楊 継縄 (ヨウ ケイジョウ)  
1940年、湖北省の農家に生まれる。清華大学卒後、新華社入社。在社35年。同社高級記者(局長級)を経て、政治改革への積極的論調で知られる月刊「炎黄春秋」副社長。中華全国新聞工作者協会理事。1950年代末から60年代初頭にかけ、毛沢東の発動した「大躍進」政策の失敗で数千万人の農民が餓死した実態を10年の歳月を要して取材、執筆。記者生命を賭け、香港で『毛沢東 大躍進秘録』(中国語原本『墓碑』)を2008年に刊行
伊藤 正 (イトウ タダシ)  
1940年、埼玉県春日部市生まれ。東京外国語大学中国語科卒。共同通信社に入社。香港、北京、ワシントンの特派員、外信部次長、論説委員長を歴任。共同通信時代は、二度の天安門事件を現地で取材。中国報道の第一人者。2000年、産経新聞社に移籍し、中国総局長。現在は同社嘱託。2009年、『〓(とう)小平秘録』により、日本記者クラブ賞を受賞
田口 佐紀子 (タグチ サキコ)  
1943年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。1970年代初め、マラヤ大学社会人学級で中国語を学ぶ。1984年から2年間、北京外文出版社日本語組の専門家として勤務
多田 麻美 (タダ アサミ)  
1973年、大分県生まれ。京都大学文学部卒業、同修士課程修了。専攻は中国文学。2004年よりフリーランスのライター、翻訳者に。新聞、雑誌、ウェブサイトなどに北京や中国の文化をめぐる記事やエッセイを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)