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「ガード下」の誕生 鉄道と都市の近代史

祥伝社新書 273

出版社名 祥伝社
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-396-11273-8
4-396-11273-4
税込価格 858円
頁数・縦 231P 18cm

商品内容

要旨

住所はあるのか?居酒屋が多いのは本当?歴史的な保存価値はあるの?何に使ってもいいのか?所有権は?使用料は?大都会の歴史と発展の生き証人・ガード下のすべて。

目次

1 ガード下とは何か?―その定義と魅力(どうやってガード下ができたのか?
歯牙にもかからないガード下研究の現状 ほか)
2 生命力あふれるウラ町・ガード下の誕生(昭和のアーチ駅舎とブリキ住宅
ドイツの香り漂う、有楽町のガード下 ほか)
3 高度経済成長に誕生したガード下―その再生とオモテ化(光が眩しい洞窟の魅力
住んでみたい町No.1―自己完結型をめざす吉祥寺)
4 新時代に挑むガード下―ホテル・保育園…(パリのパサージュが二一世紀東京・赤羽のガード下に誕生
机上で進めるガード下環境 ほか)

出版社・メーカーコメント

住所はあるのか? 居酒屋が多いのは本当? 歴史的な保存価値はあるの? 何に使ってもいいのか? 所有権は? 使用料は? ガード下は、疑問の宝庫 大都会の歴史と発展の生き証人・ガード下のすべて 【本書で取り上げた各地のガード下の一例】 ●ドイツの香り漂う、有楽町ガード下 ●辰野金吾が設計した幻の万世橋(まんせいばし)駅ガード下 ●ヤミ市から町を興した、上野アメヤ横町ガード下 ●一見の価値あり。浅草橋駅の屋根つきガード下 ●ミヤコ蝶々も暮らした大阪・美章園(びしょうえん)ガード下 ●ヤミ市を起源に1キロ続く、神戸ガード下商店街 ●泉も神社もある阪神・御影(みかげ)ガード下 ●パリのパサージュそっくり、赤羽ガード下 ●リゾートホテル付き、新浦安・舞浜(まいはま)駅ガード下 ●すっかりキレイになった、横浜・黄金町(こがねちょう)ガード下 ■ガード下は発見の連続だ! ガード下が、人を不思議と引きつけるのはなぜだろう? そこには都市の鉄道の歴史と、人々の暮らしがあるからだ。今やガード下は居酒屋だけでなく、住宅、ホテル、保育園、神社……と、幅広く利用され、都市空間の重要な要素となっている。そんなガード下は、いつどのようにして誕生し、発展してきたのか。本書はガード下の歩みを遡(さかのぼ)りながら、日本の都市の近代史を透視していく。ガード下を知ることで、見慣れた街のもう1つの顔が見えてくる!

著者紹介

小林 一郎 (コバヤシ イチロウ)  
1952年、東京生まれ。明治大学卒業。建築関係の編集プロダクションを主宰し、数多くの書籍を編集する。淑徳大学池袋サテライトキャンパス、朝日カルチャーセンター千葉講師。TV、雑誌で近代建築の魅力を紹介、「まち歩き」の視点からの建築観察が高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)