• 本

民藝の教科書 1

うつわ

出版社名 グラフィック社
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-7661-2344-9
4-7661-2344-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 159P 26cm
シリーズ名 民藝の教科書

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • やさしい「うつわ」のナビゲーター

    かっこいい器がほしいし、民藝って興味あるけど、コムズカシイ・・なんて思っていませんか?手仕事フォーラム代表・久野恵一氏を「民藝の先生」に迎え、全国の作り手を訪ね歩き、彼らの仕事とモノをとてもわかりやすく紹介する「民藝の教科書」シリーズが登場しました。第一弾は「うつわ」です。全国の陶器・磁器産地についてその特徴や品物を選ぶ際のポイントをわかりやすく紹介しています。久野先生が教えてくれる「うつわを選ぶ際のポイント」は「1、よく使うもの 2、「こう使いたい」が思い浮かぶもの 3、好きな窯、つくり手のもの」と目からウロコのシンプルさ。うつわを実際に使った料理のページもあり、とても参考になります。次の旅行の計画には窯元巡りが入ること間違いなしです。

    (2014年2月10日)

商品内容

要旨

柳宗悦が「民藝」という言葉をつくってから80余年―いまを生きる日本の手仕事をめぐる旅がはじまります。

目次

1時間目 旅立つ前に知っておきたいうつわのあれこれ―うつわの基礎知識(突然ですが、問題です。これって民藝?
キーワードで読み解く民藝と、民藝のうつわ
全国民窯マップ ほか)
2時間目 いまの民藝を探しに行こう―産地を訪ねて、うつわを知る(琉球王国の歴史と沖縄の大地が育んだ情熱の結晶―沖縄の民窯(沖縄県)
地元の原料だけを使い薩摩民窯の伝統を現代に伝える―龍門司焼(鹿児島県)
昔の面影、風習をいまに伝える民藝の心の古里―小鹿田焼(大分県) ほか)
3時間目 暮らしに寄り添う美しいものを見つけよう―うつわを選ぶ、うつわを使う(先生に質問1 どんなうつわから買えばいい?
先生に質問2 良品を見分けるコツって何でしょう?
先生に質問3 どんなうつわを使ってますか? ほか)

著者紹介

久野 恵一 (クノ ケイイチ)  
手仕事フォーラム代表。地域手仕事文化研究所主宰。もやい工藝店主。1947年生まれ。武蔵野美術大学在学中に民俗学者・宮本常一に師事。松本民藝家具の創始者・池田三四郎との出会いをきっかけに民藝の世界へ。大学卒業後、仲間5人と「もやい工藝」をはじめ、その後独立。北鎌倉を経て現在の鎌倉市佐助に店舗を構える。40年にわたり1年の3分の2は手仕事の産地をめぐり、買いつけや調査、職人をプロデュースする活動を続けてきた。2011年まで日本民藝協会の常任理事を務め、現代の民藝運動と積極的に関わる
萩原 健太郎 (ハギハラ ケンタロウ)  
ライター・フォトグラファー。1972年生まれ。大阪府出身。関西学院大学卒業。株式会社アクタス勤務、デンマーク留学などを経て2007年独立。デザイン、インテリア、北欧、建築、手仕事などのジャンルの執筆を中心に活動中。久野さんとは雑誌の取材がきっかけで出会い、手仕事、民藝に関心を抱く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)