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バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体

出版社名 青土社
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-7917-6643-7
4-7917-6643-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 297,3P 20cm

商品内容

要旨

生物学・医学をはじめとする科学技術の進展は本当に社会を変えたのか?むしろ従来の歪みを露わにしただけなのではないか?生殖技術から、幹細胞研究、うつ病治療、そして福島第一原発事故にいたるまで、人々の生を選別し分断する社会の現在を鋭く分析する。

目次

序章 3・11“以前”、科学“以外”
第1章 家族のバイオ化―生殖補助医療技術
第2章 未来のバイオ化―遺伝子医療と出生前診断
第3章 資源のバイオ化―幹細胞科学
第4章 信頼のバイオ化―マインド・リーディング
第5章 悲しみのバイオ化―抗うつ薬
第6章 痛みのバイオ化―腰痛とその治療
第7章 市民のバイオ化―原発事故

出版社
商品紹介

医学研究、哲学・社会学的考察など多様な方面での取材をもとに、バイオ医療技術の進展がもたらした現在の社会のありかたを解明する。

おすすめコメント

iPS細胞の登場以降、ますます研究・開発が加速するバイオ医療技術の世界。しかし、こうした技術のイノベーションはこの社会を大きく変容させ、新たなかたちの社会的問題も引き起こすこととなった。本書は医学研究、哲学・社会学的考察など多種多様な方面での取材をもとに、バイオ医療技術の進展がもたらした現在の社会のありかたを「バイオ化」というキーワードで解明する。

著者紹介

粥川 準二 (カユカワ ジュンジ)  
1969年生まれ、愛知県出身。ライター、編集者、翻訳者。「ジャーナリスト」と呼ばれることも。国士舘大学、明治学院大学非常勤講師。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)