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神道とは何か 神と仏の日本史

中公新書 2158

出版社名 中央公論新社
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-12-102158-8
4-12-102158-4
税込価格 968円
頁数・縦 306P 18cm

商品内容

要旨

日本“固有”の民族宗教といわれる神道はどのように生まれ、その思想はいかに形成されたのか―。明治維新による神仏分離・廃仏毀釈以前、日本は一〇〇〇年以上にわたる神仏習合の時代だった。両部・伊勢神道を生みだした中世を中心に、古代から近世にいたる神道の形成過程を丹念にたどっていく。近代における再編以前の神をめぐるさまざまな信仰と、仏教などとの交流から浮かび上がる新しい神道の姿。

目次

序章 「神道」の近代
第1章 神と仏(日本の神
神と仏との出会い
神仏習合の発生
本地垂迹説の形成)
第2章 中世神道の展開(中世神道説の濫觴
中世神道説の形成と展開
鎌倉仏教と中世神道
神観念の中世的変容)
第3章 新しき神々(人神振興と御霊信仰
人神信仰の展開
渡来神と習合神
女神信仰の展開)
第4章 国土観と神話(国土観の変遷
中世神話と中世日本紀
中世神話の諸相)
第5章 近世神道へ(吉田神道
天道思想とキリスト教
近世神道の諸相
国学への道)
終章 「神道」の成立

著者紹介

伊藤 聡 (イトウ サトシ)  
1961年岐阜県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学(東洋哲学)。博士(文学)。國學院大學日本文化研究所兼任講師、早稲田大学非常勤講師などを経て、茨城大学人文学部教授。専門は日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)