• 本

天地明察 上

角川文庫 う20−6

出版社名 角川書店
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-04-100318-3
4-04-100318-0
税込価格 704円
頁数・縦 282P 15cm
シリーズ名 天地明察

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • ここにもあきらめない心がありました

    投げ出さない限り失敗はない、とよく耳にします。この物語も、まさしくこの言葉を地で行く物語です。もちろん、その過程で紆余曲折と大いなる迷いには包まれていますが、最終的に「あきらめない」ことの素晴らしさを実感します。最初に、「関孝和」の名前を目にした時に、歴史上の人物も配した物語かと思いましたが、主人公の「渋川春海」も同様でした。史実に基づくフィクション(編集部の注より)だからこそ、より感動を呼ぶ作品になっています。 (mogi)

    (2013年1月2日)

  • 天を見上げるスッキリ感

    時代小説です。科学小説です。数学小説です。囲碁小説です。
    当然フィクションです。いえいえノンフィンションかも…
    説明に混乱してしまう本ですが…何故でしょうか空を仰ぐスッキリ感を感じます。
    とても面白い本でした。今から映画が本当に楽しみです。(ひ)

    (2012年8月16日)

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商品内容

要旨

徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。

おすすめコメント

【2010年本屋大賞受賞!】四代将軍家綱の治世、ある事業が立ちあがる。それは日本独自の暦を作ること。当時使われていた暦は正確さを失いずれが生じ始めていた−−。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく重厚に描く時代小説!

出版社・メーカーコメント

四代将軍家綱の治世、ある事業が立ちあがる。それは日本独自の暦を作ること。当時使われていた暦は正確さを失いずれが生じ始めていた−−。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく重厚に描く時代小説!

著者紹介

冲方 丁 (ウブカタ トウ)  
1977年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。ゲーム、映像、コミック、小説とメディアを横断した執筆活動を精力的に行う。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞を受賞。09年、初の時代小説『天地明察』を刊行。同書は第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞、2011大学読書人大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)