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商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道

光文社新書 582

出版社名 光文社
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-334-03685-0
4-334-03685-6
税込価格 814円
頁数・縦 221P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ”商店街”再生の道は。

    現在の商店街の衰退を、歴史的背景から分析した本。"元々百貨店へのアンチテーゼとして商店街は誕生した"という説が面白い。その百貨店すら衰退しつつある今、商店街が滅びゆくのは自明かも。くわばらくわばら…
    でも熊本の商店街はまだまだ元気です\(^o^)/

    (2012年8月14日)

商品内容

要旨

極めて近代的な存在である商店街は、どういう理由で発明され、そして、繁栄し、衰退したのか?よく言われるように、郊外型ショッピングモールの乱立だけが、商店街衰退の原因なのか?さらに、地域コミュニティの要となる商店街の再生には、どういう政策が必要なのか?膨大な資料をもとに解き明かす、気鋭の社会学者による画期的な論考。

目次

序章 商店街の可能性
第1章 「両翼の安定」と商店街
第2章 商店街の胎動期(一九二〇〜一九四五)―「商店街」という理念の成立
第3章 商店街の安定期(一九四六〜一九七三)―「両翼の安定」の成立
第4章 商店街の崩壊期(一九七四〜)―「両翼の安定」の奈落
第5章 「両翼の安定」を超えて―商店街の何を引き継げばよいか

出版社・メーカーコメント

「地域コミュニティの再建は、商店街の再生がカギ」ということがよく言われる。そこには、「三丁目の夕日」のような情景が念頭に置かれているだろう。人が集まったところに自然発生的に生まれた商店街、地域の人びとで賑わい、必要な生活物資はすべて手に入る、おまけに人情とぬくもりがある……という強力なイメージだ。ところが、誰もがイメージする「商店街」が、非常に新しく創られた、人工的なものだとしたら? 東大上野千鶴子ゼミ出身の気鋭の社会学者が、膨大な資料をあたり、商店街の誕生、繁栄、衰退の歴史とその理由を解き明かす。そこには、われわれが素朴に思っている、「ジャスコなどの郊外店ができたから、商店街は消えた」という“常識”を打ち砕く来歴と理由があった。そして、商店街が消えたことで、かつてあった自営で働くという選択肢が失われ、企業に就職するというキャリアしかなくなってしまった……。地域コミュニティづくり、町づくりに取り組む人、小売り・サービス業に携わるビジネスマン、必読の書。若者論としても読める一冊。上野千鶴子氏の推薦文つき。

著者紹介

新 雅史 (アラタ マサフミ)  
1973年福岡生まれ。学習院大学非常勤講師。東京大学人文社会系研究科博士課程(社会学)単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)