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アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか? イノベーションが次々に生まれる秘密

出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-478-01754-8
4-478-01754-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 343P 19cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

中東の国家の中でも特異な歴史を有するイスラエル。世界中に散らばったユダヤ人たちが聖地エルサレムに集まり1948年に建国した人口710万人の小さな国だ。周囲を異教徒の国で囲まれ、紛争や戦争が絶えず、それがゆえに強大な軍事力も保持している。そうした歴史的経緯や政治面・軍事面で語られることの多かった同国だが、ここに来て経済面、ことにハイテク・ベンチャーの躍進ぶりが注目されるようになってきた。本書では、主要IT企業をはじめ多くの大企業が熱い視線を注ぐイスラエルについて、「イノベーション」「起業家精神」といった側面から分析。数々のイスラエル企業によるケースや、関係者の証言等により、かの国のスタートアップ企業(起業したばかりの企業)隆盛の要因を探っている。著者のダン・セノール氏は、米国の外交問題評議会(CFR)中東研究グループの訪問上席研究員。シャウル・シンゲル氏はイスラエルのエルサレム・ポスト紙のコラムニストである。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2012年7月11日])

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商品内容

要旨

ひとり当たりベンチャー投資額が米国の2.5倍、ヨーロッパの30倍。人口1844人につき創業1社という旺盛な起業意欲はどこから湧いてくるのか?人口710万人、四国ほどの面積、乾燥地帯で資源に乏しい国がシリコンバレーさながらのハイテククラスターを持つまでになった要因は?歴史や政治の文脈で論じられることの多いイスラエルを「起業国家」としてとらえ、ユニークな産業とビジネスのありようを活写したNYタイムズベストセラー。

目次

1 “なせばなる”の小さな国(粘り腰
戦場の起業家)
2 イノベーションの文化の種をまく(“情報源”を自らつくる人たち
ビジネススクールより強い絆―予備役 ほか)
3 奇跡の経済成長のはじまり(うまくいった産業政策
移民―グーグルの人々の挑戦 ほか)
4 “動機こそが武器”の国(ロケットの先端部から湯沸器まで
シャイフのジレンマ―アラブ世界の起業家精神 ほか)

出版社・メーカーコメント

世界的不況の中でも経済成長を続けるイスラエル。世界的IT企業が買収したがるスタートアップ企業を輩出し、研究開発拠点や先進的な生産拠点が置かれるのはなぜか? 建国の経緯、軍隊のあり方、産業政策などを取材と調査・分析により生き生きと描きだし、停滞する日本企業のイノベーションに多くの示唆を与える。

著者紹介

セノール,ダン (セノール,ダン)   Senor,Dan
外交問題評議会(CFR)中東研究グループの訪問上席研究員。イスラエルとハーバード・ビジネススクールで学び、アラブ世界をすみずみまで旅してきた。イスラエルとアメリカの多数のスタートアップ企業に投資し、現在はニューヨークを拠点とする世界的投資ファンドで仕事をしている。ウォールストリート・ジャーナル紙、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、『タイム』誌などに執筆
シンゲル,シャウル (シンゲル,シャウル)   Singer,Saul
エルサレム・ポスト紙のコラムニスト、元編集者。寄稿先は『コメンタリー』誌、『モーメント』誌、『ニューリーダー』誌、『ビターレモンズ』誌(イスラエル・パレスチナの電子雑誌)、ワシントン・ポスト紙の国際ブログ「ポスト・グローバル」など。1994年にイスラエルに移住する前は、アメリカ連邦議会で下院外交問題委員会と上院銀行委員会の顧問を務めた
宮本 喜一 (ミヤモト ヨシカズ)  
奈良県生まれ。一橋大学社会学部、経済学部卒業。ソニー、マイクロソフトを経て独立。翻訳・執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)