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ユーラシア世界 1

〈東〉と〈西〉

  • 塩川伸明/編 小松久男/編 沼野充義/編 宇山智彦/編
出版社名 東京大学出版会
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-13-034281-0
4-13-034281-9
税込価格 4,950円
頁数・縦 244,6P 22cm
シリーズ名 ユーラシア世界

商品内容

要旨

東を向くとアジア、西を向くとヨーロッパ。どこからが他者でどこからが自己か。ゆらぎ、ぶつかり、かさなりあう無数の意識が「世界」を織り成す。

目次

総論 “東”と“西”―特にロシアと東方との関係について
1 「ユーラシア」という発想(ロシア文学における東と西
思想としての戦間期ユーラシア主義―ロシア思想のグローバル・ヒストリー
現代ロシアのユーラシア主義の検証―現実政治の脈絡のなかで)
2 “周縁”から見た“東”と“西”(チェコ人のロシア表象と自己表象―中欧から見たロシア
ツァーリとシャーに仕えたアルメニア人―「言葉の箱」と呼ばれた一族の活動から
カザフ知識人にとっての“東”と“西”―階層的国際秩序の認識と文化的精神性の希求)
3 東西接触による文化・社会変容(複合する視線―チュヴァシの在来信仰とロシア正教会
セルビア語の言語構造に見る“東”と“西”―中東欧・バルカンにおける言語接触)

出版社
商品紹介

ヨーロッパとアジアを結ぶユーラシアという空間。その揺れ動き、重なり合う〈東〉〈西〉認識の境界を探る。

著者紹介

塩川 伸明 (シオカワ ノブアキ)  
東京大学大学院法学政治学研究科教授
小松 久男 (コマツ ヒサオ)  
東京外国語大学大学院総合国際学研究院特任教授
沼野 充義 (ヌマノ ミツヨシ)  
東京大学大学院人文社会系研究科教授
宇山 智彦 (ウヤマ トモヒコ)  
北海道大学スラブ研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)