• 本

ソーシャル・アジアへの道 市民社会と歴史認識から見据える

ACRC叢書 2

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-7795-0642-0
4-7795-0642-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 186P 22cm

商品内容

要旨

本書は、欧州統合の経験を踏まえたアジアの地域統合の方向付け(第1部)、中国における国家と市民社会の新しい動態的関係(第2部)、日本のアジア主義的思考の陥穽(第3部)、という三つのテーマを掘り下げることによって、市場統合とも、国家連合とも、アジア共同体とも異なる、ソーシャル・アジアの可能性を展望しようとするものである(「序文」より)。

目次

複合災害の経験から見るアジア地域の社会認識―現代社会の課題と経済学の射程
第1部 EUの経験とソーシャル・アジアの課題(EU関係から見たソーシャル・アジアの課題―アイルランドの場合
アジアにおける地域統合のポストナショナルな地平―アジアの歴史認識の構築とアジア市民社会の胎動)
第2部 中国の市民社会論―市民社会と国家の対立と調整(中国のインターネットと市民社会
四川大震災における中国NGOの取り組み)
第3部 アジア主義を超えて―日本の植民地官僚と国際法学者のアジア認識(植民地官僚のアジア認識
「アジア・モンロー主義」の誘惑)

著者紹介

竹内 常善 (タケウチ ツネヨシ)  
1945年生。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪産業大学経済学部教授。大阪産業大学アジア共同体研究センター長。地域経済論専攻
斉藤 日出治 (サイトウ ヒデハル)  
1945年生。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪産業大学経済学部教授。社会経済学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)