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水俣学講義 第5集

出版社名 日本評論社
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-535-58634-5
4-535-58634-9
税込価格 4,180円
頁数・縦 332P 22cm
シリーズ名 水俣学講義

商品内容

要旨

チッソと行政の傷害・殺人事件を、生涯を賭して告発しつづけた医師・原田正純は、2012年6月逝去した。患者に学び、寄り添いつづけたその遺志は引き継がれていく。

目次

水俣病公式確認五〇年のいま―「水俣学」の課題
水俣における福祉の歩みとこれからの課題
水俣病の「責任」と「教訓」―哲学・倫理学からの応答
水俣病認定の義務付けを求めた溝口訴訟の意義と課題
ここに生きる希望をつくる地元学
新潟水俣病問題の現状と課題―阿賀野川の人と暮らしと新潟水俣病
私と水俣病
犯罪としての水俣病
国会議員として水俣病にかかわってきて―水俣病事件、完全解決の視点
水俣・芦北地域戦略プラットフォーム
差別と人権の視点から見た水俣病事件
水俣学と倫理

出版社
商品紹介

犯罪としての水俣病を告発し続けてきた医師・原田正純はこの6月逝去した。最後まで患者の側に立った絶筆を収録。

著者紹介

花田 昌宣 (ハナダ マサノリ)  
1952年、大阪府生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。1987年、パリ第7大学経済学研究科高等研究学位取得、フランス国立東洋言語文化研究所日本学科専任講師、ルアーブル大学国際貿易学部専任講師、パリ13大学経済経営学部専任講師を経て、1994年より熊本学園大学社会福祉学部教授。2002年社会福祉学部長、2006年大学院社会福祉学研究科長、2010年1月より水俣学研究センター長。日仏経済学会理事
原田 正純 (ハラダ マサズミ)  
1934年、鹿児島県生まれ。1964年、熊本大学大学院医学研究科修了、医学博士。熊本大学体質医学研究所助教授を経て、1999年より熊本学園大学社会福祉学部教授。胎児性水俣病、三池一酸化炭素中毒、土呂久砒素中毒、カネミ油症など社会医学的研究を行い、ベトナムの枯葉剤の影響や中国・インド・タイなどの砒素中毒、カナダ・ブラジル・中国・アフリカなどの水銀汚染など世界各地を調査。2005年度から水俣学研究センターを熊本学園大学内と水俣市に開設。2012年6月11日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)