• 本

町の忘れもの

ちくま新書 975

出版社名 筑摩書房
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-480-06677-0
4-480-06677-2
税込価格 1,045円
頁数・縦 259P 18cm

商品内容

要旨

貸本屋、共同アパート、裸電球の街灯、ドブ、コンクリートのごみ箱、路上のロウ石画、煙突、もの売り、番犬、原っぱ…かつて町にあったもの。気がつくとなくなっていて、無くなったことさえ忘れてしまうもの。それは二度と戻ってくることはない。変貌をつづける町で、それに追いつこうとすればするほど、過去はないがしろにされてゆく。変貌に慣れっこになってしまったあたしたちが、心に留めておきたい風景。なつかしいものたち。そのひとつひとつを、写真と文でつづる。

目次

第1章 失われたものたち(切ない貸本屋
コッペパン
大工さんのノコ ほか)
第2章 忘れられた風景(哀れな木
所在ないごみ箱
鳩ポッポは… ほか)
第3章 こんな習慣があったっけ…(お百度石
骨の天日干し
おーい、ワンコよ ほか)
第4章 幻の町をめぐる(消える公共住宅
街道沿いの石碑
季節外れ ほか)

出版社・メーカーコメント

路地裏から消えた物たち。失われた景色。それらは、人々の記憶と暮らしの息吹もろとも消えてゆく。もはや戻らない時を追い求め、写真と文章でつづる町の記憶。

著者紹介

なぎら 健壱 (ナギラ ケンイチ)  
1952年東京銀座生まれ。70年、中津川フォークジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。以後、音楽のみならず、映画、テレビ、ラジオの出演、執筆などで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)