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日本農業への正しい絶望法

新潮新書 488

出版社名 新潮社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-10-610488-6
4-10-610488-1
税込価格 858円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

「有機栽培」「規制緩和」「企業の参入」等のキーワードをちりばめて、マスコミ、識者が持て囃す「農業ブーム」は虚妄に満ちている。日本農業は、良い農産物を作る魂を失い、宣伝と演出で誤魔化すハリボテ農業になりつつあるのだから。JAや農水省を悪者にしても事態は解決しない。農家、農地、消費者の惨状に正しく絶望する。そこからしか農業再生はありえないのだ。徹底したリアリズムに基づく激烈なる日本農業論。

目次

第1章 日本農業の虚構
第2章 農業論議における三つの罠
第3章 技能こそが生き残る道
第4章 技能はなぜ崩壊したのか
第5章 むかし満州いま農業
第6章 農政改革の空騒ぎ
第7章 技能は蘇るか
終章 日本農業への遺言

おすすめコメント

「有機野菜は安全で美味しい」なんて大ウソ!日本農業は良い農産物を作る魂を失い、宣伝と演出で誤魔化すハリボテ農業になりつつある。その再生は「正しい絶望」からしか始まらない。激烈なる日本農業論。

著者紹介

神門 善久 (ゴウド ヨシヒサ)  
1962(昭和37)年島根県松江市生まれ。京都大学博士(農学)。明治学院大学経済学部教授。独自のネットワークを駆使して農業の研究を続ける。著書に、『日本の食と農』(サントリー学芸賞、日経BP・BizTech図書賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)