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聴くということ 精神分析に関する最後のセミナー講義録

出版社名 第三文明社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-476-03316-8
4-476-03316-4
税込価格 3,300円
頁数・縦 382P 20cm

商品内容

目次

第1部 分析的治療において患者に変化をもたらす要因(ジグムント・フロイトの考える治療をもたらす要因と私の批判
良性神経症と悪性神経症―良性神経症の症例
治療にいたる体質的要因と他の要因)
第2部 精神分析のセラピーとしての側面(精神分析とは何か
セラピーによる治療の前提条件
セラピー的効果をもたらす諸要因
セラピー的関係について
精神分析的過程の機能と方法
クリスチアーネ―セラピー的方法と夢理解についての所見を含む一症例
近代の性格神経症を治療するのに特化した方法
精神分析的「技法」―あるいは耳を傾けるという技)

出版社
商品紹介

フロムの最も重要な遺稿である精神分析に関する講義録の初邦訳。抜群の共感能力、親密さ、真理探究者としての姿が見えてくる。

著者紹介

フロム,エーリッヒ (フロム,エーリッヒ)   Fromm,Erich
1900年、ドイツのフランクフルトに生まれる。ハイデルベルク、フランクフルトなどの大学で心理学と社会学を学んだ後、ベルリン大学で精神分析を学ぶ。フランクフルト社会研究所を経て、初期フランクフルト学派を代表する業績を残す。1933年、ナチスの手を逃れてアメリカに亡命。その思想の特徴は、フロイトとマルクスの統合にあり、精神分析に社会学的視点を導入して、いわゆる「新フロイト派」の代表的存在と目される。ナチズムに見られるような権威主義を批判すると同時に、ヒューマニズムの立場から独自の宗教論を展開
堀江 宗正 (ホリエ ノリチカ)  
1969年、茨城県生まれ。2000年、東京大学大学院人文社会系研究科(宗教学宗教史学)博士課程単位取得。博士(文学)。現在、聖心女子大学文学部准教授
松宮 克昌 (マツミヤ カツヨシ)  
1943年、東京生まれ。上智大学文学部卒(心理学専攻)。主に外資系企業に勤務後、2002年より翻訳に専従する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)