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系統樹曼荼羅 チェイン・ツリー・ネットワーク

出版社名 NTT出版
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-7571-4263-3
4-7571-4263-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 255P 22cm

商品内容

要旨

人類は分類をしつづけ、そのために図像表現を用いてきた。系統樹を中核とするそれらの図は、単なる絵ではない。サイエンスとアートのはざまにある多様な図版を集め、その意味を問う、楽しくも刺激的な一冊。

目次

第1部 「生物樹」:多様な生物界の図像化(エルンスト・ヘッケルの生物時空系統樹
進化の樹:チャールズ・ダーウィンの末裔
鎖と樹と網:系譜のとり得るかたち ほか)
第2部 「家系樹」:人間に直結する家系図(先祖の蔭に護られて:系統樹二千年の歴史をさかのぼる
家系図の図像学:生命の樹と唐草模様
新大陸先住民の知識体系としての生命の樹 ほか)
第3部 「万物樹」:森羅万象は系譜となる(知識の樹は枯れることなく生い茂る
体系と知識を可視化:存在の連鎖からマップへの道
文化構築物としての写本の系統と進化 ほか)

おすすめコメント

「分類」は人間の根源的な認知行為である。人類は歴史を通じて「分類」をし、「系統樹」などの図像表現を用いてきた。それらはいわば図形言語であり、科学の出発点でもある。「系統樹」「分類」の意義を説いてきた著者が、科学と芸術のはざまにある「系統樹」図像を集大成して、現代的な意味を問う、楽しくも刺激的な一冊。

著者紹介

三中 信宏 (ミナカ ノブヒロ)  
1958年京都生まれ。東京大学農学部農業生物学科卒。独立行政法人農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科生物・環境工学専攻生態系計測学研究室教授、京都大学大学院理学研究科連携併任教授、東京農業大学大学院農学専攻客員教授
杉山 久仁彦 (スギヤマ クニヒコ)  
1948年北海道生まれ。東京造形大学ビジュアルデザイン科卒業。グラフィック・デザイナー。(株)DWH代表取締役。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科非常勤講師(情報デザイン)。日本色彩学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)