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洟をたらした神

中公文庫 よ47−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-12-205727-2
4-12-205727-2
税込価格 770円
頁数・縦 233P 16cm

商品内容

要旨

詩人である夫とともに、阿武隈山麓の開墾者として生きた女性の年代記。ときに残酷なまでに厳しい自然、弱くも逞しくもある人々のすがた、夫との愛憎などを、質実かつ研ぎ澄まされたことばでつづる。大宅壮一ノンフィクション賞、田村俊子賞受賞作。

目次


かなしいやつ
洟をたらした神
梨花
ダムのかげ
赭い畑
公定価格
いもどろぼう
麦と松のツリーと
鉛の旅
水石山

凍ばれる
信といえるなら
老いて
私は百姓女

おすすめコメント

詩人である夫とともに開墾者として生きた女性の年代記。残酷なまでに厳しい自然、弱くも逞しくもある人々、夫との愛憎などを、質実かつ研ぎ澄まされた言葉でつづる。

著者紹介

吉野 せい (ヨシノ セイ)  
1899年(明治32年)、福島県小名浜(現いわき市小名浜)生まれ。高等小学校卒業後、検定で教員資格を取得し小学校教員を務める。1921年(大正10年)吉野義也(詩人、三野混沌)と結婚し農業に従事。70歳をすぎてから筆をとり、75年(昭和50年)『洟をたらした神』で第六回大宅壮一ノンフィクション賞、第十五回田村俊子賞を受賞。77年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)